2009.3  





銚子(現在の気象状況)

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銚子電気鉄道に乗ろう

 廃線の危機から脱出した電車  【千葉県】


☆私も少しですが増収に協力いたします。

「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」
数年前、自社のホームページで窮状を訴えた銚子電気鉄道
所有する電車の点検をするお金すら無くなっていたあの頃。
バブル時代は地元の工務店が経営し、駅舎のリニューアルなどもされた。
しかし工務店は倒産、社長は会社の金を横領して逮捕。
銀行からの融資もままならなくなった。
そして電車の点検費用すら出せなくなり、ホームページで助けを求める事態に。
このことはテレビでも取り上げられ、会社が販売する「ぬれ煎餅」は全国から注
文が殺到することに。
そしてなんとか銚子電気鉄道は生き延びることができた。

しかし怖いのはブームが去ってから。
安定的な収入がなければ、また元に戻ってしまうかも。
微力ながら私も直接現地で電車に乗車して増収に協力。
そしてもちろん「ぬれ煎餅」も買ってきました。


JR総武本線に乗ってやってきた銚子駅。
JRのホーム先端に銚子電気鉄道の乗り場はある。





ホームの真ん中に建つ駅舎。
手前の建物、以前は風車のようになっていた。
ところが施設を維持するお金がなかったのか、羽がはずされた状態。





ホームに停まっていた電車はデハ1001。
元・営団地下鉄銀座線の電車だ。
浅草〜上野〜銀座〜渋谷を走っていた電車がこんなところに。
オレンジ色だった車体も、現在は「桃太郎電鉄 」カラーに。





車内も「桃太郎電鉄」仕様。
座席まで変えてしまうなんて、気合が入っているな。





運転席の後ろに貼られたプレート類。
「京王重機」のプレートは車両を改造した会社の名前。
京王線を走っていた訳ではありません。





電車はたくさんの乗客を乗せて出発。
観光客も多く、立っている人が何人もいた。
ちょっと安心。

そして電車は終点の外川駅へ。





外川駅は昔ながらの駅舎。
改札口や出札窓口など、古い設備がそのまま使われていた。





駅舎の外観も渋いです。





戸川駅から線路がまだ数十m延びている。
その先端には「澪つくし号」が留置中。
これは貨車を改造したトロッコ車両で、夏には電車に牽かれ往復していた。





そして側線にも使われなくなった電車がもう1両。
この電車はデハ301。
元・鶴見臨港鉄道(現在のJR鶴見線)の電車だ。
製造されたのは1930年(昭和5年)!
現在は架線の点検用車両になっている。





再びデハ1001に乗車。





外川駅から1つ目、犬吠駅で下車。
駅名の通り犬吠崎の最寄り駅。





犬吠駅の駅舎は南欧風。
廃車になった電車はレストランになっている。
しかしメンテナンスが行き届いてなく、壁のタイルが何枚も剥がれて・・・。





これは「貧乏がイヌ」像。
貧乏がいなくなりますように(^−^)





せっかくだから犬吠崎灯台にも行ってみた。





再び犬吠駅に戻り、駅の売店でぬれ煎餅を購入。
そしてまた銚子行きの電車に乗車。
来た電車は元・伊予鉄道のデハ801。
1950年(昭和25年)製の古い電車だ。





運転席の右側はパイプで仕切られただけ。
これは眺めが最高だ♪





デハ801の床は板張り!
こういう電車、最近は少なくなったよなぁ。





線路は環境に配慮した緑化軌道。
じゃなくて、雑草が伸び放題なだけ。
架線柱は最近コンクリート製の物に変えているそうだ。





終点の2つ手前、仲ノ町駅で下車。





仲ノ町駅には車庫がある。
しかも、仲ノ町駅の入場券を買えば見学可能!





さっそく車庫の中に入り、銚電のマスコット「デキ3」に会いに行く。
デキ3は1922年(大正11年)ドイツ製の電気機関車。
もう走ることはできないらしい。





デキ3の特徴はなんと言ってもその小ささ。
横から見ると、たったのコレだけ!
この小ささで昔は客車や貨車を引っ張っていたのだ。






車庫には信号やポイントなどの部品も置かれている。






そして車庫の一番奥には駅名看板が。





両隣の駅は「登り調子(のぼりちょうし)」に「本調子(ほんちょうし)」。
ぜひそんな「調子」で行ってほしいものです。
ちなみに本銚子駅は実在する駅で、入場券が人気です。


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