2009.2  





シントラ(現在の気象状況)

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シントラの路面電車に乗ろう

■その1 あれっ、運転していない・・・!?  【ポルトガル】


☆冬季は週末だけ。しかも路線の8割は運休していた・・・。

世界遺産にも指定されたお城や旧市街が有名なシントラ。
循環バスが運転され、色々なスポットを巡ることができる。
そのシントラの町から大西洋の海岸へ古い電車を使った路面電車が走っている。
しかも最近、中心部への路線が復活したばかりの路面電車だ。
週末だけ運転されているという路面電車に乗るためにシントラへ向かった。




リスボンからシントラへはポルトガル鉄道シントラ線に乗っていく。
始発駅はロシオ駅。
看板も無く、ここが駅だとは気付かずにウロウロしてしまった。






4階にあるホームまでエスカレーターで上がる。
駅の外見とは違い、モダンな感じ。






自動券売機でシントラまでの乗車券(1.7ユーロ)を購入。
そしてホームの手前の自動改札機でまた迷う。


どうやって通るんだ?

乗車券はただの紙なのだ。
裏が磁気になっている訳でもなく、ましてやICチップなんて・・・。
どちらかというと、レシートに近い。






実はこの自動改札機、電源が入っていなかった。
近いうちにリスボンの地下鉄や路面電車で使っているICカードが導入されるようだ。


ちなみに、今のところ改札口はフリーパス。
車内で検札がある。



そしてようやくシントラ線の電車に乗車。
4両編成の電車を2本つないだ8両編成だ。






ドアはボタンを押すかレバーをひねって自分で開ける方式。
車内に入るとボックスシートが並ぶ。






シントラ線の複々線区間を進む。
沿線はほとんど郊外の住宅地。
それから壁の落書きは終点までほぼ隙間無くやられている。






終点シントラ駅に到着。
ホームの屋根の波型が特徴的だ。






駅舎内の観光案内所に列ができていた。
一人一人の質問が長いのか、列は一向に減らない。
そしてだれも壁の装飾には目が行かない。
立派なアズレージョなのに。






小さなシントラ駅の駅舎。
さあ、路面電車の乗り場へ行こう。
事前にネットで調べておいた時刻表では、2時間に1本しか電車がない。
ただこの時刻表、去年の冬季のもの。
今年の冬季の時刻表が見つからなかったのだ。






シントラの町を歩いていく。
ここは世界遺産の旧市街とは反対側の方向だ。






マッチョな銅像を発見。
でもなぜか太め。
この作風、もしかしてボレロの作品?
ヨーロッパのほかの国でも彼の作品を見たことがあるぞ。
ちなみに、局部には葉っぱが貼ってあります。






シントラ駅から10分。
路面電車の始発駅に到着。
始発駅といっても、看板と線路があるだけ。






ここで時刻表を見て愕然と・・・。
終点まで電車が行ってない!?
午前中は電車が走ってなくて、始発は14時ちょうど!?


シントラの路面電車は片道45分もかかる路線のはず。
それが始発駅から10分のところでおしまい。
ちょこちょこっと往復するだけになってしまっていた。



始発電車まで3時間。
世界遺産のお城を観光しに行くか。
ついでにお城までちょっと遠回りして、線路沿いを歩いて行こう。






線路はひたすら下り坂。
しかも曲がりくねった道路の路肩をずっと通っていく。






山の上に見えるのは砦だろうか。





路面電車と言っているけど、ほとんどが専用軌道。
ここだけちょっぴり路面区間。





路面区間を過ぎると、交換設備へ。
もっとも、1両の電車が行ったり来たりするだけなので、直線側しか使っていない。






交換設備を過ぎると、1つ目の停留所。
ベンチが1つあるだけで、看板などは一切なし。
代わりにアズレージョの装飾が。






さらに線路は坂を下っていく。
周りに人家は無く、山の中の雰囲気。






坂の途中でポイントが。





線路は坂の上と下とに分かれていく。
下へ行く線路が本線。
上へ行く線路は車庫へ。






坂を下りきった所に2つ目の交換場所。
線路の横に屋根があるけど、これは道路の方のバス停。
ロカ岬へ向かうバスが停まるバス停だ。






屋根や看板は無いけど、ここが現在の終点。
ここで電車は折り返す。






線路は当然まだまだ続いている。





水場の先からは、明らかに線路の状態が悪い。
しばらく放置されているのだろう。






使われず錆びてしまったレール。
斜面の土が流れ込み、線路が埋もれ始まってしまっている。






路面電車が復活して数年。
シントラの市街地への延伸も果たした。
そして将来はロカ岬への延長も計画していたというのに。
こんなに早く挫折していたとは・・・。
無念。


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