2008.12  





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西武安比奈線(休止中)を歩こう

■その2 国道16号線→赤間川橋梁  【埼玉県】


☆この先からは線路を歩いて行こう。

南大塚駅から延びている安比奈線の線路、今までは柵がしっかりしてあった。
だから周りから線路を見るだけだった。
そんなもどかしい状態も、国道16号線の先まで。
この先は柵も途切れ、線路を歩いて行くことができる。



大きな地図で見る


国道16号線を横断し、安比奈駅側の線路に来た。
こちら側も歩道部分にレールが残り、柵の外側に踏切警報機の土台も。






国道16号線から安比奈駅方向を見る。
ここからまた架線が復活。
線路はゆるい左カーブを描いて延びている。
左側に線路に沿った狭い通路があるので、そこを歩いて行こう。






突き当たりに行くと、線路を横切る通路があった。
人が通れるようにと、後から砂利を敷いて作ったのだろうか。
この先で見る踏切跡とは違う雰囲気だ。





その通路から国道16号線方向を見る。





ここにも線路脇に踏切の動作を列車に知らせる表示灯が残っていた。
その土台からコンクリート製の樋が踏切に延びているのが見える。
この樋の中にケーブルが敷かれ、踏切の遮断棹が降りたとき、表示灯に「×」印が灯ったはずだ。






さて、いよいよここから線路を歩いて行く。


線路に入って最初に目に飛び込んでくるのが、この架線柱。
レール側に補助の柱が斜めに設置されているのだ。
架線柱本体も少し傾いているし、倒壊防止で仕方ないのだろうけど。
列車が走らないから、こんな形になるのだろう。





安比奈駅に向かって線路の中を歩いていく。
少し下り坂になっていて、レールは雑草ですっかり隠れてしまっている。
だけど足元さえ見なければ、現役の線路を歩いている気分だ。






線路を覆っていた雑草が無くなり、レールが顔を出した。
だけど代わりに立ち木が行く手を阻む。
列車が通るはずの空間を、木の枝が侵食してしまっているのだ。





立ち木を過ぎると、前方に真新しい柵が見えてきた。

そういえば地面にはレールがあるだけで、枕木が見当たらないな。
木製の枕木は、きっと土に還ってしまったのだろう。





柵がされていた場所は踏切。
アスファルトにレールの頭が見えるだけ。
国道16号線と違ってレールは残されているけど、逆に装置類はなにもない。






道路を渡って先へ進もう。

線路の前に、「線路内立入禁止 西武鉄道(株)」の看板。
だけど柵の内側を見てみれば、線路は花壇状態。
地元住民が勝手にプランターなどを置いているのだろう。





花壇?から南大塚駅方向を見る。
この辺りは土が盛られ、耕されてしまっている。
土の圧力に耐え切れなかったのか、レールが外側へ湾曲してしまっていた。





レールの継ぎ目。
ボルトが半分行方不明。
枕木は・・・、微生物のエサ?





再びレールは雑草の中へ。





次の踏切。
柵がすっかり雑になってしまっている。





住宅街はここまで。
この先、安比奈線は田園風景の中へ。





しかしここで難関が待ち構えていた・・・。


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