2008.8  



 

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0系新幹線に乗ろう

 引退間際の初代新幹線に乗車  【大阪府・岡山県】


☆さよなら、0系新幹線。

1964年(昭和39年)10月1日、東海道新幹線が東京〜新大阪間で開通し
たのと共にデビューしたのが0系新幹線。
フランス国鉄のTGVが開通するまで、世界最高速度を誇っていた夢の超特急。
1986年(昭和61年)まで3216両が製造され、東京〜博多間を16両編成で
走り抜けていた。
海外の要人も数多く0系に乗車している。
中でも1974年(昭和49年)には列国議会同盟議員団輸送のため、別名「ひ
かりスペシャル」として16両編成中12両がグリーン車という列車も走った。

やがて新型の新幹線が登場するにつれ活躍の場が少なくなり、1999年(平
成11年)には東海道新幹線から撤退。
残った0系は6両編成や4両編成へ短縮と塗装の変更がされ、山陽新幹線の
こだま号として走っているだけになった。
そしてついに、今年の11月末で0系新幹線が引退すると発表された。
最後に残ったのは6両編成3本。
これらの車両はデビュー当時の白と青に塗り替えられて最後の活躍をすること
になった。

今まで中学生の修学旅行などでたくさんお世話になった0系新幹線。
回転しない座席に当たってしまい、後ろ向きの座席で旅したこともあったな。
0系新幹線と最後のお別れをするために、新大阪駅で久しぶりの対面を待った。





早朝、雨の新大阪駅。

「まもなく、20番線に、こだま629号、博多行きが、到着します・・・」

自動音声で放送が流れる。
来るぞ。
来るぞ。
来たっ!!





プアァァァァァァン・・・





車庫から回送されてきた0系新幹線が停車した。
みんな写真撮影に夢中。
そう、急がなければならないのだ。
新大阪駅の停車時間はたったの4分。





やっぱコレだね〜。
新幹線はこの丸い顔じゃなくちゃ。
飛行機を思わせるこの顔、元・日本海軍技術将校だった国鉄技術者が爆撃機
をモチーフに設計したという。





今の新幹線は空気抵抗を減らすために滑らかな顔ばかり。
0系のようにちょっとゴツゴツした顔の方が私には魅力的。
その優雅なボディをゆっくり眺めているヒマはない。
急いで乗車しよう。





車内はリニューアル済み。
横5列だったシートは横4列に替えられ、壁には次駅などを表示する案内表示
器が取り付けられている。
0系新幹線と言えば狭いシートというイメージだったけど、仕方ないよね。





3号車に残っていた売店スペース。
今は営業していないし、ワゴンの車内販売すらない。
ちょっと淋しい。





同じく3号車のデッキ脇にある公衆電話。

まだ携帯電話なんてなかった時代。
新幹線には電話取次ぎサービスがあった。
「○○よりお越しの○○様、お電話が入っております。食堂車までお越しください」
なんて車内放送が流れていた。





洗面台はリニューアルされているけど、蛇口は古いまま。
蛇口を手で押さえていないと水が出てこないタイプ。
だから片手ずつしか手を洗えない。





6:12、定刻に新大阪駅を発車。
0系は西を目指す。





新神戸駅に停車。
ホームにはなんだかすごいカメラを持った人がいる。
いったいどんな写真を撮るつもりなのか。





遠くに播磨工業地帯の工場を見ながら走る。





姫路駅を出発。
右側の車窓に姫路城が見えた!





姫路駅を過ぎたら後ろの車両に移ろう。
車内を歩いている途中、5号車のデッキに飾られていたのは古い0系新幹線
の写真。
浜名湖を渡っているシーンかな?





相生駅に到着。
ここで3分停車。





ここで狙うのは追い抜きシーン。
ひかりレールスターが0系新幹線を追い抜いていく。





相生駅を発車。
次の岡山駅で下車だ。
最期の0系新幹線を心に刻もう。





のぞみとすれ違う。

ところで0系新幹線がどこかに再就職することは?
新幹線という特殊な車両のためにほとんど例がない。
博物館などでの保存・展示以外、他の路線で第2の人生を得ることができた
のは1両だけ。
その行き先は台湾新幹線。
営業用ではなく、検測用としてだけど。
台湾新幹線が開通した後は、車庫に保管されているらしい。





山陽本線の貨物列車と並走。
そして岡山市内へと入ってきた。
もうすぐ降りなくちゃ。
これで0系新幹線ともお別れ。





岡山駅に到着。
たくさんの乗客が列を作っていた。
1箇所のドアだけに・・・( ̄▽ ̄;)

お名残乗車の団体ツアーだろうか。
0系新幹線に乗るツアーが各種販売されているとか。





博多駅へと出発していく0系新幹線。
最期の日まで残りあとわずか。
頑張って最期の走りを務め上げてほしい。


 


さよなら、0系新幹線。
そして、ありがとう。



※2008年11月30日営業運転終了、2008年12月14日さよなら運転。


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