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筑豊電気鉄道に乗ろう
路面電車タイプの都市間鉄道 【福岡県】
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筑豊電気鉄道(略称:筑鉄)は、黒崎駅前から筑豊直方までを結ぶ鉄道。
かつて北九州市内を走っていた路面電車、西鉄北九州線と直通していた。
そのため道路上を走らなくなった現在も路面電車タイプの車両が走っている。
今回は終点の筑豊直方駅から乗車。
高架線が途切れたような構造になっているのは、博多への延伸構想の名残り。
高架駅に停車中の黒崎駅前行き電車。
古い電車の足回りに新しい車体を載せたリニューアル車両だ。
筑豊直方駅を出発する時点だと車内はガラガラ。
路面電車だとワンマン電車が多いけど、この路線はちゃんと車掌さんが乗務。
肩からカバンを下げ、運賃収受やドアの開閉、車内放送と、とても忙しい。
筑豊直方駅を出発すると、すぐに遠賀川を渡る。
筑豊電鉄で一番長い鉄橋だ。
のどかな風景の中を電車は走る。
新木野瀬駅に停車。
2004年(平成16年)に開業した筑豊電鉄で一番新しい駅だ。
後ろを横切る高架橋は九州自動車道。
新木野瀬駅を出発すると、すぐに山陽新幹線の下をくぐる。
楠橋駅を発車。
ここに楠橋電車営業所がある。
筑豊電鉄の運行の中枢で、乗務員さんもここで交代。
駅の隣に電車の車庫もある。
田んぼの中を進んでいく。
だんだんと市街地に入ってきた。
ようやく田舎の電車から町の電車の雰囲気へ。
この辺りはちょっとした山の中の雰囲気。
だんだんと町の中に入ってきたなぁ。
高架線に上がると穴生駅。
平面交差していた県道の渋滞がひどいため、高架化されたそうだ。
そのためこの辺りだけ線路の設備が新しい。
熊西駅の手前で線路の敷地が広い部分がある。
ここは西鉄北九州線との分岐点の跡。
右側は2000年(平成12年)まで折尾への線路が延びていた。
それ以前はここから先が西鉄北九州線の線路だった。
西鉄北九州線廃止後は筑豊電気鉄道が管理している。
JR鹿児島本線と併走する。
国鉄からJRになった後、列車の本数が増えたことが西鉄北九州線廃止の一因。
西黒崎駅に停車。
隣は黒崎車庫。
もともとは西鉄北九州線の電車の車庫だった。
西黒崎駅を出発すると、線路は再開発ビルの下を走る。
そのビルの下が終点の黒崎駅前駅。
バスターミナルと一体になっていて、すぐ隣は小倉方面のバス乗り場。
路面電車の廃止後、代わりに走るバスへ簡単に乗り継げるようになっているのだ。
1992年(平成4年)まではここからさらに小倉へと線路が延びていた。
西鉄北九州線が残っていたらと思うと・・・。
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