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門司港に行こう
■その2 九州鉄道記念館A 【福岡県】 |
車両展示場の次は一段高い所にある本館へ。
この煉瓦造りの本館は、1891年(明治24年)に建てられた九州鉄道本社。
九州初の鉄道で1888年(明治21年)に最初の区間が開通、路線を延長し、門司(現:門司港)〜八代や鳥栖〜長崎、筑豊地区の路線などを保有していた。
本館に入ると正面に古い小さな客車が置かれている。
1909年(明治42年)に鉄道院(後の国鉄)で製造されたチブ37だ。
1929年(昭和4年)、大分県の耶馬溪鉄道(後の大分交通耶馬渓線)に譲渡。
1971年(昭和46年)廃車になり、レストランとして使われていたそうだ。
客車の前では明治時代のホームの様子を再現。
チブ37の車内に並ぶ座席は畳敷き!
続いて811系電車の運転シミュレーターへ。
ここでは門司港〜西小倉を運転することができる。
この運転台は本物だけど、2002年(平成14年)2月の鹿児島本線列車追突事故で廃車になった車両から転用したものだ。
次は2階の展示室へ。
明治・大正時代のレールは、現代の幹線で使用されているものよりかなり細い。
ヘッドマークの展示コーナー。
廃止になったブルートレインのヘッドマークも良いけれど、気になるのは看板の写真。
主に貨物列車で使用されたED75形300番台電気機関車じゃないか。
北九州でしか使用できず、効率が良くないために11両しか製造されなかった機関車をチョイスするとはマニアックだなぁ。
こちらは「つばめ」の歴代ヘッドマーク。
蒸気機関車のコーナー。
運転席の写真は実物大だ。
昔の駅事務室の備品を集めたコーナー。
時計や扇風機まで集めるなんて、なかなかのこだわり。
腕木式信号機の後ろは門司港駅展望コーナー。
置かれている座席は手前が特急「ソニック」の883系電車、奥は特急「かもめ」「ソニック」の885系電車のものだ。
門司港駅展望コーナーから見た景色。
日中は門司港駅に特急列車が来ないため、駅やその横の留置線に停まっているのは快速や普通列車の車両ばかり。
一番奥の企画展示コーナーは海外の鉄道写真が展示されていた。
これで九州鉄道記念館の見学はおしまい。
門司港の岸壁に立つバナナマンにご挨拶しなければ。
次は門司港レトロ観光列車に乗車!
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