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列車を乗り継いで広州から香港へ行こう

 広州観光はマクタッキーだけで終了  【中国・香港】


☆中華人民共和国が誇る高速列車「和諧号」に乗ろう。

「広州でマクタッキーを食べる!」という使命は無事終了した。
これでもう、広州に思い残すことは何も無い。
すぐに香港へ列車で移動するのだ!

広州火車站から地下鉄を乗り継いで向かったのは広州東駅。
広州市内には広州駅と広州東駅、2つのターミナル駅がある。
そのうち深圳や香港方面の列車が多く発着しているのが広州東駅。
まずは深圳駅まで高速列車「和諧号(簡体字:和谐号)」 に乗ろう
最高速度200km/hで、広州東〜深圳(139km)を最速52分で結ぶ。



広州火車站で地下鉄を待っていると、線路の向こう側の広告が気になった。


どこかで見たことがあるな・・・。


その広告の正面に行ってみると、使われていた電車の写真は、


東海道・山陽新幹線の300系!!





自国内にちゃんと高速列車があると言うのに・・・。
新幹線がそんなに好きなのかなぁ?


途中の乗換駅では半端ではない混雑に揉まれながらも広州東駅に到着。
地下鉄からだと通路が駅の中で繋がっているので外に出ないからわからないけど、
広州東駅の駅舎はかなり大きい。
香港発着の列車のために、イミグレーション(出入境検査場)まであるのだ。



大きな地図で見る

深圳行きの高速列車「和諧号」は、広深鉄路(簡体字:广深铁路)が運営する列車。
広深鉄路は広州〜深圳の路線で、香港特別行政区へ直通する列車もある。

まずは乗車券を買いに行こう。
「广深列车售票」の看板が目印だ。





和諧号専用窓口で乗車券を購入。
窓口の数も多く、ほとんど並ばずに買えた。
あらかじめ発券した乗車券の束が窓口に用意されていて、それを上から順番に
売っていた。
そんな状態だから一人にかける時間が少なく、順番が来るのが早い。

深圳までは二等軟座で75元。






和諧号の専用改札口は自動改札。

しかもタッチ式だ!

乗車券は紙製だけど、センサーにタッチすればいいのだ。
意外と進んでいてビックリ。



改札口を抜けると広い待合室。
改札はいつでも受けられるけど、ホームには発車時間直前でないと上がれない。
自分の乗る列車の列車番号がボードで表示されたらホームに行こう。
(改札は最新式なのに、案内表示はアナログ・・・)






ホームには和諧号がすでに入線していた。
この車両の形式は、 CRH1型電車(簡体字:CRH1型电力动车组)。
カナダのボンバルディア社との提携で製造された車両だ。
中国では機関車が客車を牽引する列車が主流だけど、これは珍しく電車。






ドアは観光バスのようなプラグ式。
その上に号車と行き先の案内表示機が付いている。
ボディから飛び出て取り付けたら、高速走行時に騒音の元になりそうだけど。
中国ではそんなこと気にしないのかも。






車内は日本の新幹線の普通車のように、横5列の座席。
ただし、座席の向きは変えられない。
私の指定された座席も、進行方向と逆向き。

また、座席と窓割りが揃ってないので、運が悪いと目の前が柱のことも。






乗客たちは自分の席を探すのに車内を右往左往。
その間に、和諧号は静かに広州東駅を発車。






広州の郊外を走っていく。





和諧号はぐんぐん加速。
ふと後ろの案内表示を見上げると、
「180km/h」!





さらに和諧号は加速していく。





      「199km/h」!





おぉっ、大台まであと少しだ。


車窓よりも案内表示の方を見続けてしまう。


まだか、まだか・・・。



      「200km/h」!





和諧号は順調に中国の大地を駆け抜ける。

和諧号が走る線路は最高速度200km/hの旅客専用線(複線)。
隣には最高速度120km/hの旅客と貨物両用の複線が並走している。
広深鉄路は中国初の複々線の鉄道だそうだ。






鉄橋を渡り、いくつかの町を駆け抜けていく。





深圳市内に入ってきた。
列車のスピードもガクンと落ちた。
もうすぐ終点だ。






終点深圳駅に到着。
あっという間の1時間だった。






深圳駅の改札口を出たら、境界を越えて香港へ!





中国側と香港側の出入境手続きも無事通過。
香港鉄路東鉄線(繁体字:香港鐵路東鐵綫)の羅湖駅へ。






羅湖駅のホームに、折返し尖東行きの列車が入線。





電車の側面にはステッカーを剥がした跡が。

これまでこの路線を運行していたのは九広鉄路(KCR、繁体字:九廣鐵路)。
それが2007年12月2日、地下鉄を運行する香港地鉄(MTR、繁体字:香港地鐵)と合併。
新たに香港鉄路(MTR、略称:港鉄)としてスタートした。

それで「KCR」のステッカーの跡が残っているという訳。






東鉄線の車内(普通等車)。

東鉄線の列車は2クラスで、グリーン車に当たる頭等車と、普通車の普通等車がある。
普通等車の座席はステンレス製。
冷房がガンガンに効いているので、お尻が冷たくなってしまうことも。
香港人は暑いときもちゃんと上着を持ってます。

車内の真ん中に握り棒が立ち、その上にはモニターが。
CMを流していることが多いけど、申し訳程度に小さく次駅案内も出る。






今回乗った電車は日本の近畿車輛製。
東鉄線にはイギリス製の電車と日本製の電車が走っている。
正面が丸い新型電車が日本製。




羅湖駅から42分で終点の尖東駅に到着。

やっと香港の空気が吸える!

今朝セントレアを出発して広州に行き、そして列車で香港へ。
まっすぐ飛行機で来ればすぐなのに。






尖東駅は2004年10月に開業した新しい駅だ。
彌敦道(ネイザン・ロード)にも近くて便利。
そして本日の宿へ。


ここは重慶大厦(チョンキンマンション)。
安宿や両替商が多く、色々な国の人が集まる有名な雑居ビルだ。






↓今晩の我が家はココ。





部屋の幅は1.5mもないくらいだろう。
幅の狭いベッドの奥にある洗面台の左がトイレとシャワー。
シャワーを使うと便器はビショビショだ。

窓はあるけど、目の前がビルの壁だから太陽の光は差し込まない。
それから、窓を開けているとカレーのにおいが部屋に充満してくる。
下の階にインド料理店(おいしいと評判)があって、その店からの煙が入ってくるのだ。






これでも窓があるだけ気分的にマシな方。
窓無しの部屋に泊まると、牢獄のような気分です。
(お世話になったことはないけど)



以前泊まった時は、夜中の1時にドアを叩かれ、


「ポリース! パスポートチェック!」

ドアを開けると警察官が2人。
各部屋を回って不法滞在者がいないかチェックしているようだった。




安さと立地は最高なんだけどね、チョンキンマンション。
ディープな経験をしたい方はどうぞ。



大きな地図で見る


明日の朝の散歩はバードガーデンに行こう。


2007年12月


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