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香港鉄路東鉄線の馬場支線に乗ろう
香港で一番乗りにくい鉄道路線に乗車 【香港】
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☆競馬場でレースがある日だけに運転される路線。
尖東駅と中国との境界駅・羅湖駅とを結ぶ香港鉄路東鉄線。
その東鉄線には、馬鞍山線や落馬洲支線などの支線がある。
当然これらの路線は毎日多くの列車が運転されている。
その中で異質なのが今回乗車した馬場支線。
尖東駅から北上してきた東鉄線の火炭駅手前で右に分岐。
馬場駅を経由して再び東鉄線に合流する路線だ。
大きな地図で見る
この馬場支線の何が異質なのかと言うと、
馬場駅に隣接した沙田競馬場でのレース開催日だけ列車が走る路線なのだ。
今回の香港滞在中、ちょうど沙田競馬場のレース開催日に当たった!
馬場支線に列車が運転されるぞ!
競馬はやらないけど、馬場支線の列車に乗るために旺角東駅に向かった。
※競馬場は中国語で馬場
ホームの行先案内表示は、
「羅湖経馬場」
日本語にすると、馬場経由羅湖行き。
この列車が今回のお目当て。
普通は下段のように、ただ「羅湖」と表示されるだけ。
馬場経由羅湖行き電車が到着。
電車はイギリス製の旧型車両。
車内の路線図を見てみよう。
沙田から分かれて馬場を通り、大學で合流する点線部分が馬場支線。
さらに駅名の横にカッコ書きで小さく書いてある。
(只限賽馬日) → レースのある日に限ると。
沙田駅で分岐するようになっている路線図。
だけど実際は火炭駅のすぐ手前で右へ分岐する。
ホームに入るほんのちょっと手前で馬場支線へ入っていく。
車窓からも火炭駅に停車中の電車が見える。
東鉄線の本線と馬場支線の間の土地は電車の車庫。
何東樓車廠という名の東鉄線唯一の車庫だ。
馬場支線は、その車庫で休む電車の横をゆっくり進んでいく。
馬場駅に到着。
ちょっと降りてみよう。
羅湖行きの電車の後ろに見えるのは2階建ての客車。
香港〜広州を結ぶ「ktt」という直通列車専用の客車だ。
羅湖行きの電車が発車。
階段にある看板は大きく「馬場看台」。
沙田競馬場のスタンドへの案内がメインだ。
「出口」は控え目にあるだけ。
階段を登ると、高速道路の向こうに沙田競馬場のスタンドが見える。
収容人員10万人の巨大な競馬場だ。
橋を渡ると、そこはごったがえす改札口。
改札口を出たところが競馬場の入場口なのだが・・・。
外には出られないのか・・・?
あきらめて改札口を出ずにホームへ引き返す。
ちなみに馬場駅までの運賃は、加算運賃が適用される。
旺角東駅から馬場駅まではHK$11.5。
馬場駅の1つ先の大學駅まで行くとHK$6.5。
ホームに戻って羅湖行きの電車を待とう。
行先案内表示には、次の電車が到着するまでの待ち時間が。
次に来る羅湖行きは3分後。
その次の大埔墟行きは29分後。
馬場駅を通る列車はこの程度しか走っていない。
車庫で休む東鉄線の電車。
実はこの馬場支線、車庫の端の線路にホームを設けただけの路線。
1985年10月1日、当時の九広鉄路が開業させた。
車庫の近くに競馬場があったので、有効活用したようだ。
反対側のホームに尖東行きが到着。
続いて羅湖行きの電車が到着。
この電車に乗って大埔墟駅まで行こう。
車庫の線路と合流していく。
その向こうには東鉄線の線路が。
次は香港鉄路博物館で鉄分摂取だ!
2007年12月
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