2009.2  





台東(現在の気象状況)

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台湾国鉄の旧型客車に乗ろう

 台湾に残る最後の日本製旧型客車  【台湾】


☆旧型客車を使用する列車は残り4往復。

台湾の鉄道と言えば、台湾新幹線や自強号などの優等列車が有名ですね。
しかし、台湾南部には地味だけど味わい深い列車がある。
その列車の1つが普快車という列車種別。
台湾南東部の高雄〜枋寮〜台東〜花連〜和平を結んでいる。

その普快車には、旧型客車を使用している列車がある。それもたったの4往復だけ。
いつ旧型客車が引退になってもおかしくない状態。
廃止になる前に急いで台湾へ行こう!


今回乗車したのは南廻線台東発枋寮行き普快車354次。
約2時間の旧型客車の旅。
それでは台東駅からスタート!





改札口の上には発車案内が表示されている。
それよりその上の気温。
2月だというのに、32℃!





ホームに上がると3両編成の旧型客車が停車中。
両端が日本製の客車だ。
日本で走っていた旧型客車とよく似ている。





真ん中の客車はインド製。
デッキの無いタイプ。
上の客車のドアは手動だけど、こっちは自動。





ディーゼル機関車が近づいてきた。
これから連結!





連結完了!
普段は10両以上の客車を引っ張るのに、この列車はたったの3両。
でっかいディーゼル機関車では効率悪そう。
かと言って、この列車専用の機関車を用意するのも・・・。





車内は回転式のクロスシートが並ぶ。
もちろん、リクライニングなんてしません。
冷房もナシ。
確か、気温32度だったよなぁ・・・。





こちらはインド製客車の車内。





台東駅を定刻に発車!





1つ目の停車駅、康樂。
南廻線はほとんどが単線。
さっそくこの駅でも列車交換をする。





すれ違ったのは回送列車。
車両は日本製のDR2800型ディーゼルカー。
在来線では最も優等である自強号用の車両。





車窓に太平洋が見えてきた。





南廻線はあまり人家のないところを走っていく。
地形の厳しい地域を走るため、開通したのは最近の1991年(平成3年)。
それまでは鉄道で台湾1周ができなかったのだ。





金崙駅を発車。
そしてすぐトンネルへ。
南廻線の全長98.3kmのうち、トンネルは38.9km。





瀧溪で枋寮発台東行き普快車と列車交換。
旧型客車同士の列車がすれ違うのは、台湾全土で1日2回。





河口近くの川を渡る。
奥に見えるのは太平洋。





橋を渡ったらすぐにトンネル。





トンネル通過中の車内。
それにしてもぜんぜん乗っていないなぁ。
この車両に乗客はたった5人だけ。





廃止になった駅を通過。
南廻線はまだ新しいのに、廃止になった駅がいくつもある。
人口が少ない地域を走っているせいだろうか。





太平洋のすぐ横を走って行く。





走っているのはこんなところ。
線路は崖の中腹を走っているのだ。
落石覆いの下を何箇所も通る。





台湾にもこんな鉄道路線があるのです。





大武駅で高雄発台東行き莒光号と列車交換。





古莊〜中央(信号場)は南廻線唯一の複線区間。
ここで中央山脈を越え、東岸から西岸側に抜けていく。





山の中の駅で安全運行を司る駅員さん。





険しい中央山脈の中を走って行く。





台湾海峡が見えた!





山越えを終えると、進路は北へ。
台湾海峡沿いの線路を進んでいく。





夕陽に照らされ旧型客車が行く。





加祿駅で貨物列車と列車交換。
だが普通の貨物列車と雰囲気が違う。
積荷はなんと軍用トラック!
見つかると逮捕されそうなので、こっそり撮影してみました。





終点へ向けラストスパート!





枋寮駅のホームが見えてきた。





終点の枋寮駅に到着。
台東駅からあっという間の2時間だった。
楽しい旅だったけど、普快車から降りた乗客は10人くらい。





このすぐ後を追いかけてきた台東発豊原行き自強号はほぼ満席。
普快車の人気のなさが際立つなぁ。
もっとも、枋寮駅で降りる人は少なく、ほとんど高雄駅まで乗車。
これでは旧型客車と共に普快車も消える運命なのかも。


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