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イギリスに行こう
■その1 ロンドン交通博物館@ 【イギリス】
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ロンドンの博物館と言えば「大英博物館」。
もちろんそこにも行ったけど、私にとしてはやっぱりロンドン交通博物館。
地下鉄やバスがメインの博物館だ。
最寄り駅は地下鉄ピカデリー線コヴェントガーデン駅。
古いビルの1階にある改札口とホームの1つ上のフロアの間はエレベーターを使わないといけないのが少し不便。
階段は非常用の狭い螺旋階段があるだけらしい。
コヴェントガーデンマーケットの南側、ここがロンドン交通博物館の入口。
入場料は寄付金込みで10ポンドと、ちょっと高い。
「神保町」「市ヶ谷」「九段下」「麹町」「半蔵門」「赤坂見附」「溜池山王」・・・
見覚えのある駅名が並ぶ壁。
入口から展示場の通路への壁には主な都市の路線図が貼られているのだ。
順路に従ってまずは3階に上がる。
そこは初期の公共交通機関の展示スペース。
で、これは19世紀に活躍した馬車。
この他に2階建ての馬車もあるのはさすがロンドン。
2階建ての鉄道馬車。
客車は1882年(明治15年)にアメリカ・ニューヨークで製造されたそうだ。
マネキンを乗せてリアリティを出しているけど、馬の落し物も忘れていないのは流石。
2階に下りると昔の地下鉄車両が並んでいる。
そして世界初の地下鉄は、なんと蒸気機関車が牽引する客車列車だった。
この機関車は1866年(慶応2年)に製造されたメトロポリタン鉄道の23号機。
日本では坂本龍馬が寺田屋で襲われた年だ。
現在のメトロポリタン線やハマースミス&シティ線などで客車を牽引した。
ちなみにロンドンの地下鉄が最初に開通したのは1863年(文久2年)。
アメリカのリンカーン大統領が奴隷解放宣言をした年だ。
蒸気機関車の機関室は屋根なし。
地下を走るから屋根はいらないっていうこと?
蒸気機関車に連結された客車。
片側に扉が6箇所あるけど、現代の東京のような通勤地獄対策ではありません。
客車の車内は豪華!
通勤列車にこれはやりすぎでしょ。
客車の特徴として車内に廊下がなく、ボックスシートごとに扉が付く。
このため扉の数が多いのだ。
客車の横に置かれた5号電気機関車。
蒸気機関車が1905年(明治38年)に引退した後は凸型の電気機関車が客車列車を牽引していたそうだ。
その後、箱型の5号電気機関車が1922年(大正11年)に製造され、1962年(昭和37年)に引退している。
1923年(大正12年)に製造された4248号電車。
ロンドン地下鉄の前身の1つメトロポリタン・ディストリクト鉄道(現在のディストリクト線)で使用され、1971年(昭和46年)に引退した。
4248号の車内。
車内はセミクロスシートで、ロングシート部分に一人ずつ肘掛けが付くのは現在も同じ。
次は1階に下りてロンドン名物2階建てバスを見学しよう。
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