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ロンドン(現在の気象状況)
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イギリスに行こう
■その2 ロンドン交通博物館A 【イギリス】
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続いてはロンドン名物ダブルデッカー(2階建てバス)。
左は1970年(昭和45年)に製造され、右は1963年(昭和38年)に製造された。
ロンドンの2階建てバスと言えばやっぱり右側のバスでしょう。
ルートマスターの愛称を持ち、今でも一部の路線で走っている。
2階建てじゃないバスもロンドンを走っています。
このバスは1939年(昭和14年)に製造された。
70年以上も前にこんなモダンなバスが走っていたとは。
現代のロンドンタクシーの後ろには最新型の2階建てバス。
しかしこの2階建てバス、あるのは頭だけ!
現代のロンドンタクシーがあれば昔のロンドンタクシーもある。
このタクシーは1936年(昭和11年)に製造された古いもの。
こちらに並ぶのは2階建てバスと2階建て路面電車。
左は1911年(明治44年)に製造されたバスで、2階には屋根が無い。
右は1910年(明治43年)に製造された電車で、車内に入ることができる。
2階建て路面電車の車内に入ってみよう。
まずは1階から。
床や壁は木で出来ていて、座席は革張りのロングシート。
香港の2階建て路面電車は座席が板張りだから、ロンドンの方が設備が良い。
2階は転換クロスシート(香港だと硬いベンチ)。
なかなか味のある路面電車だけど、ロンドンでは1952年(昭和27年)に全線廃止。
そして約半世紀後の2000年(平成12年)にロンドン南部で復活した。
その時に導入された低床電車は、廃止された電車の番号の続番を与えられている。
一番隅っこにある1939年(昭和14年)製の2階建てトロリーバス。
ロンドンのトロリーバスは1962年(昭和37年)に全線廃止された。
再びロンドン地下鉄の車両へ。
これはノーザン線の前身、City
& South London
Railwayが導入した電気機関車。
1890年(明治23年)製の小型機関車で、側面に窓ガラスが無い。
電気機関車の後ろにならぶこの車両は貨車?
いえいえ、客車です。
客車の中は狭くて窓が小さく、圧迫感がある。
この車両がギリギリ走れるサイズでトンネルを建設したので、現在のノーザン線の電車も断面はほぼこのサイズ(多少は大きくなっているけど)。
その後のノーザン線で活躍した1938系電車。
形式の通り1938年(昭和13年)に製造され、1989年(平成元年)に引退した。
車内に入ってみよう。
その前にトンネルのサイズに注目!
実際のノーザン線もあのトンネルのサイズだ。
車両の断面もトンネルに合わせてあるので側面の高さを確保できず、ドアが屋根にまで食い込んでいる。
背の高い人がドアの横に立ったら頭を挟まれます。
座席はセミクロスシート、床は板張り、窓枠は木。
そして天井からは吊り革ではなく握り玉がぶら下がる。
実はこの1938系電車、ロンドン地下鉄で引退した後に一部が地方路線に転じ、現在も現役で走っている。
博物館で保存されるような電車に乗れるなんて、ぜひ行ってみなくては。
と言うことで、このままイギリス南部に移動して1938系電車に乗車しよう!
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