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2008.5  





モンペリエ(現在の気象状況)

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ヨーロッパ弾丸ツアーに行こう

■その10 Catalan Talgo号に乗車A  【スペイン・フランス】


☆いよいよ発車。フランスへの旅が始まる。

8:45、Catalan Talgo号は定刻にフランサ駅を出発。
この列車、普通の走行音とはちょっと違う。
普通のレールを刻むジョイント音は「タタンタタン、タタンタタン・・・」
この客車は車輪が1個ずつしか付いていないので「タン、タン、タン、タン・・・」
気にしてしまうと奇妙な感じ。





車掌さんの検札が始まった。





雲行きが怪しかったけど、ついに降ってきた。
・・・どころの話じゃない!
いきなりすごい土砂降り。
景色が見えないよ。





最初の停車駅はGirona駅。
バルセロナから約100kmの町。





雨が降っていなければ、ステキな街並みが見られたんだろうなあ。





ここでちょっと息抜き。
列車の中ほどにあるカフェに行ってみる。
カウンターと丸イスだけの簡単な設備。
だけど長距離移動にはありがたい設備。





カウンターの中には電子レンジとコーヒーマシーン、流しがあるだけ。





コーヒーとドーナツを注文。
3ユーロ。
日本円で・・・、考えちゃいけない!
円安のバカヤロー!!
(この旅行の時、1ユーロ=169円)





Figueres駅に到着。
雨も小降りになったのでちょっとホームに。





他のお客さんも外の空気を吸いに出てきてます。
車掌さんが隣にいるから安心。
ここフィゲラスと言えば、サルバドール・ダリが生まれた町。
ダリ美術館もここにある。
とっても行ってみたい!





地中海が見えてきた。
海が荒れている。
気分は日本海。
演歌の世界。





Portbou駅に到着。
ここはスペイン最後の駅。
先頭の電気機関車もここまで。





列車の後ろにディーゼル機関車が連結される。
進行方向は変わらないので、後ろから押す形。
実はこの先、ある重要で面倒な「儀式」がある。
それは左右の車輪の幅を変えること。
普通の鉄道車両ならそんなことできません。





列車はゆっくりゆっくり、人が歩くくらいのスピードで進んでいく。
なぜ面倒な「儀式」が必要なのか?
それはスペインとフランスではレールとレールの幅(軌間)が違うから。
スペインの軌間は1668mm、フランスでは軌間1435mm。
ヨーロッパ各国はほとんどの国で1435mmを採用している。

通常であれば国境の駅で乗換えが必要。
貨物であれば積み替えなければならない。
もしくは台車ごとか車輪の交換をしてから隣の国へ行く。
中国とロシアの国境では車体を持ち上げ、台車交換して運転しているという。
もちろん、交換していたら時間が物凄くかかる。

なぜスペインが面倒を承知で各国と違う軌間を採用したのか?
その理由にはナポレオンの侵略を恐れたからという説がある。
軍隊を乗せた列車がそのまま突入されては困るから。
そんな面倒を解消し、そのまま直通運転できるのがこのタルゴVRD。





列車はゆっくりゆっくりと軌間変換装置のある小屋に入っていく。
この中を走りながら左右の車輪の幅を変えてしまう。
大きな音や振動もない。





軌間の変換が終わりトンネルを抜けるとCerbere駅。
ここはもうフランス。
奥に見える山が国境だ。





隣に停まっているのはフランスの客車。
タルゴとは背の高さの違いが一目瞭然。





あちらとはデッキの構造も違う。
タルゴにはステップが無く、ホームもすぐそこ。
お隣はステップが3段もある。
あれだと大きな荷物があるときに大変。





南仏の大地を走り抜ける。
南仏ねぇ・・・。
イメージするのはサンサンと輝く太陽。

太陽、どこだーっ!

フランスに入って列車は左側通行に。
(スペインは右側通行)





Narbonne駅に到着。
終点まであと1時間。
隣の列車、おもしろい塗装だなあ。





もうすぐ終点。
その前にトイレに行っておかないと。
駅のトイレは有料が多いし。
トイレはシンプルなデザイン。
デビュー当時は最先端の設備だったのだろう。





終点Montpellier Saint-Roch駅に到着。
時刻はまもなく13:30。
ほぼ定刻だ。





先頭車両の方へ行ってみた。
すでに機関車ははずされていた。
しばらくして隣の線路に入ってきたのはTGV。
総2階建てのタイプ。
現代と過去の主役が並んだ瞬間。





約5時間の国際列車の旅はひとまず終了。
だけど疲れたなんて言ってられない。
すぐにフランス国内の列車に乗り継いでニースまで行かねば!
その前に駅前を走る路面電車を見に行こう。


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