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ミラノ(現在の気象状況) |
☆なんでこんなに路面電車の情報が少ないのだ? ミラノ市内に18もの系統がある路面電車。 レトロな路面電車から最新式の低床トラムまで、たくさんの電車が走っている。 だけど、ミラノの町中に路線が張り巡らされているのに、その情報が少ない。 最多のシリーズを誇る某ガイドブックでさえ、 「路線がわかればトラムは便利な交通機関」 こんな解説だけで、路線の案内は全然なし。 更に公式ホームページにも路線図は発見できず。 見つけたのは系統番号と停留所名だけ。 これじゃ旅行者が気軽に乗れないじゃん (;゚Д゚) この状況をちょっぴり打破すべく、旅行記をお届けします。 ここはヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。 ドゥオーモ広場からスカラ広場をつなぐ、十字形のアーケード。 今はそのアーケードの中心に立っております。 スカラ広場側の入口へ抜けてきた。 このアーケードは3階分の高さになるという。 エントランスも荘厳な雰囲気。 そのスカラ広場の反対側にあるのがスカラ座。 初代が焼失したあと、1778年(安永7年)に完成した。 世界でも有数の歌劇場で、その名は日本の映画館で使われるほど。 そのスカラ座の前に路面電車が走っている。 レトロな電車が古い建物と石畳の道路によくマッチしている。 うれしいことにこの古い電車はイベント用なんかではなく、現役バリバリ。 ここを走るのは1系統と2系統。 1系統の電車に乗ろう。 乗るのはアーケードを背にして左方向へ行く電車。 キップはあらかじめ用意しておくこと。 地下鉄の駅やキオスク、タバコ屋で売っています。 地下鉄・バス共通で75分券が1ユーロ。 24時間券だと3ユーロ。 コルドゥーシオ広場で2系統と別れ、到着したのはノルド駅。 電車を降りると目の前が駅舎。 ここはマルペンサ・エクスプレスの発着駅。 ミラノの空の玄関口、マルペンサ国際空港からの列車の発着駅だ。 この駅はノルド鉄道のターミナル。 コモ湖へ向かう列車もここから出ている。 マルペンサ・エクスプレスは2階建ての新しい電車を使用。 だけど一般の電車は写真のような古い電車ばかり。 次に乗るのは27系統。 3両つないだ連接車。 ヘッドライトが1つだけど、なぜか真ん中に付いてない。 駅を背にして左方向へ行く電車に乗る。 来た道を戻る形。 車内は↓こんな感じ。 片方の方向にしか進まないので座席は全部前向き。 終点ではループ線をぐるっと回って方向転換する。 左にあるオレンジ色の箱は刻印器。 未使用キップはここに入れて使用開始時刻を刻印しよう。 電車の後ろには運転席が付いてない。 だからここはちょうどよい展望スペース。 カイローリで下車。 ここはロータリーを囲むように線路が敷かれている。 後ろの建物はスフォルツァ城。 ミラノ公爵だったスフォルツァ家の居城。 写っている電車は1系統。 7系統の新型電車が来た。 それにしても路面電車とは思えぬ長さ。 1両の長さは短いけど7両編成。 カイローリから再び同じ方向の27系統に乗車。 コルドゥーシオ広場までは1系統と同じ線路を走る。 降りたのはドゥオーモ広場の入口。 ついさっき、ドゥオーモの屋根から見たこの場所。 ここからも遠くにスフォルツァ城が見える。 ドゥオーモをバックに走る路面電車(14系統)。 ドゥオーモ広場の前には多くの系統が集まっている。 だから電車もひっきりなしに通る。 もちろん人も多い場所。 賑やかなドゥオーモ広場前。 だけど少し離れた場所にひっそりと折返し用のループ線が。 単線の線路がぐるっと路地を1ブロック1周している。 ここを走るのは19系統。 本線と合流する方向を見る。 右がドゥオーモ広場。 この19系統は左折してコルドゥーシオ広場へ行く。 19系統の電車の内装。 最初に乗った1系統の電車もこれと同じ。 床、壁、座席まで全部木製。 チューリップ型の照明の光が座席に塗られたニスに反射していい雰囲気。 コルドゥーシオ広場。 ここは4方向から線路が集まってくる。 それってただの十字路? いえいえ、「工」の字の形になっているのです。 写真の電車は、ちょうど「工」の縦棒の部分を走っている。 手前の電車は27系統、奥の電車は2系統。 コルドゥーシオ広場。 スカラ座方面へ向かう線路を見る。 奥に見えるドーム型の建物はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。 最初にドゥーモからスカラ座に抜けてきたときのアーケードだ。 線路はアーケードの手前で左折し、スカラ座へと向かっている。 写っている電車は2系統。 今度はスカラ座方面の2系統に乗る。 後ろがコルドゥーシオ広場。 電車の一番後ろに立って街並みを眺める。 後ろから1系統の電車が追いかけてきた。 スカラ座の前を通り過ぎ、しばらく行くと石造りの門をくぐる。 ここで途中下車。 地図で言うとカヴール広場の辺り。 緑のある奥の方がプッブリチ公園。 本当にヨーロッパらしい風景。 ここを通るのは1系統と2系統。 古い電車が多いから絵になる写真が撮れるかも。 再び同じ方向に来た1系統に乗りませう。 1系統の電車は共和国広場の前で右折。 その後は、その・・・、大きな目標物が無いので抽象的な説明で。 緑の多い専用軌道を走った後、左折。 しばらく走って線路が十字に交差している交差点で下車。 わかりづらいか・・・。 こちらへ右折してくる電車は5系統。 ミラノ中央駅から来た電車だ。 1系統はこの交差点を直進、ミラノ中央駅には行かない。 5系統に乗ってミラノ中央駅へ。 ・・・というつもりだったけど、電車が来ない。 時刻は21:00を過ぎている。 電車の本数も少なくなって当然。 仕方ないので歩いていこう。 どうせ停留所1つだけなんだし。 写真の電車は33系統。 手前がさっきの交差点、奥がミラノ中央駅。 ミラノ中央駅に戻ってきた。 駅の中のスーパーで食料を買ってからホテルに帰ろう。 明日はまた国際列車に乗ってスイスに向かうぞ。 HOME ドゥオーモに戻る チューリッヒに行く 海外の鉄道 イタリア |
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