2008.5  



 

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ヨーロッパ弾丸ツアーに行こう

■その18 ミラノの路面電車  【イタリア】


☆なんでこんなに路面電車の情報が少ないのだ?

ミラノ市内に18もの系統がある路面電車。
レトロな路面電車から最新式の低床トラムまで、たくさんの電車が走っている。
だけど、ミラノの町中に路線が張り巡らされているのに、その情報が少ない。
最多のシリーズを誇る某ガイドブックでさえ、

「路線がわかればトラムは便利な交通機関」

こんな解説だけで、路線の案内は全然なし。
更に公式ホームページにも路線図は発見できず。
見つけたのは系統番号と停留所名だけ。
これじゃ旅行者が気軽に乗れないじゃん (;゚Д゚)
この状況をちょっぴり打破すべく、旅行記をお届けします。


ここはヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。
ドゥオーモ広場からスカラ広場をつなぐ、十字形のアーケード。
今はそのアーケードの中心に立っております。





スカラ広場側の入口へ抜けてきた。
このアーケードは3階分の高さになるという。
エントランスも荘厳な雰囲気。





そのスカラ広場の反対側にあるのがスカラ座。
初代が焼失したあと、1778年(安永7年)に完成した。
世界でも有数の歌劇場で、その名は日本の映画館で使われるほど。





そのスカラ座の前に路面電車が走っている。
レトロな電車が古い建物と石畳の道路によくマッチしている。
うれしいことにこの古い電車はイベント用なんかではなく、現役バリバリ。
ここを走るのは1系統と2系統。





1系統の電車に乗ろう。
乗るのはアーケードを背にして左方向へ行く電車。
キップはあらかじめ用意しておくこと。
地下鉄の駅やキオスク、タバコ屋で売っています。
地下鉄・バス共通で75分券が1ユーロ。
24時間券だと3ユーロ。





コルドゥーシオ広場で2系統と別れ、到着したのはノルド駅。
電車を降りると目の前が駅舎。
ここはマルペンサ・エクスプレスの発着駅。
ミラノの空の玄関口、マルペンサ国際空港からの列車の発着駅だ。





この駅はノルド鉄道のターミナル。
コモ湖へ向かう列車もここから出ている。
マルペンサ・エクスプレスは2階建ての新しい電車を使用。
だけど一般の電車は写真のような古い電車ばかり。





次に乗るのは27系統。
3両つないだ連接車。
ヘッドライトが1つだけど、なぜか真ん中に付いてない。
駅を背にして左方向へ行く電車に乗る。
来た道を戻る形。





車内は↓こんな感じ。
片方の方向にしか進まないので座席は全部前向き。
終点ではループ線をぐるっと回って方向転換する。
左にあるオレンジ色の箱は刻印器。
未使用キップはここに入れて使用開始時刻を刻印しよう。





電車の後ろには運転席が付いてない。
だからここはちょうどよい展望スペース。





カイローリで下車。
ここはロータリーを囲むように線路が敷かれている。
後ろの建物はスフォルツァ城。
ミラノ公爵だったスフォルツァ家の居城。
写っている電車は1系統。





7系統の新型電車が来た。
それにしても路面電車とは思えぬ長さ。
1両の長さは短いけど7両編成。





カイローリから再び同じ方向の27系統に乗車。
コルドゥーシオ広場までは1系統と同じ線路を走る。
降りたのはドゥオーモ広場の入口。
ついさっき、ドゥオーモの屋根から見たこの場所。
ここからも遠くにスフォルツァ城が見える。





ドゥオーモをバックに走る路面電車(14系統)。





ドゥオーモ広場の前には多くの系統が集まっている。
だから電車もひっきりなしに通る。
もちろん人も多い場所。





賑やかなドゥオーモ広場前。
だけど少し離れた場所にひっそりと折返し用のループ線が。
単線の線路がぐるっと路地を1ブロック1周している。
ここを走るのは19系統。





本線と合流する方向を見る。
右がドゥオーモ広場。
この19系統は左折してコルドゥーシオ広場へ行く。





19系統の電車の内装。
最初に乗った1系統の電車もこれと同じ。
床、壁、座席まで全部木製。
チューリップ型の照明の光が座席に塗られたニスに反射していい雰囲気。





コルドゥーシオ広場。
ここは4方向から線路が集まってくる。
それってただの十字路?
いえいえ、「工」の字の形になっているのです。
写真の電車は、ちょうど「工」の縦棒の部分を走っている。
手前の電車は27系統、奥の電車は2系統。





コルドゥーシオ広場。
スカラ座方面へ向かう線路を見る。
奥に見えるドーム型の建物はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。
最初にドゥーモからスカラ座に抜けてきたときのアーケードだ。
線路はアーケードの手前で左折し、スカラ座へと向かっている。
写っている電車は2系統。





今度はスカラ座方面の2系統に乗る。
後ろがコルドゥーシオ広場。





電車の一番後ろに立って街並みを眺める。
後ろから1系統の電車が追いかけてきた。





スカラ座の前を通り過ぎ、しばらく行くと石造りの門をくぐる。
ここで途中下車。





地図で言うとカヴール広場の辺り。
緑のある奥の方がプッブリチ公園。





本当にヨーロッパらしい風景。
ここを通るのは1系統と2系統。
古い電車が多いから絵になる写真が撮れるかも。





再び同じ方向に来た1系統に乗りませう。





1系統の電車は共和国広場の前で右折。
その後は、その・・・、大きな目標物が無いので抽象的な説明で。
緑の多い専用軌道を走った後、左折。
しばらく走って線路が十字に交差している交差点で下車。
わかりづらいか・・・。

こちらへ右折してくる電車は5系統。
ミラノ中央駅から来た電車だ。
1系統はこの交差点を直進、ミラノ中央駅には行かない。





5系統に乗ってミラノ中央駅へ。
・・・というつもりだったけど、電車が来ない。
時刻は21:00を過ぎている。
電車の本数も少なくなって当然。
仕方ないので歩いていこう。
どうせ停留所1つだけなんだし。
写真の電車は33系統。
手前がさっきの交差点、奥がミラノ中央駅。





ミラノ中央駅に戻ってきた。
駅の中のスーパーで食料を買ってからホテルに帰ろう。





明日はまた国際列車に乗ってスイスに向かうぞ。


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