2008.5  



 

ハンブルク(現在の気象状況)

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ヨーロッパ弾丸ツアーに行こう

■その39 渡り鳥コースを行く@  【ドイツ】


☆いくつもの島を列車で渡ってデンマークへ。

渡り鳥コース「bird flight line」は、ドイツ北部の都市ハンブルクとデンマークの
首都コペンハーゲンを結ぶ交通の幹線。
中央ヨーロッパからスカンジナビア半島、北極へと渡る鳥がこのコースを飛ぶ
ことが多いことから、「渡り鳥コース」との名が付けられいる。
ロマンチックな名前もさることながら、この路線がまた魅力的。
ユーラシア大陸からいくつもの島を渡ってコペンハーゲンを目指すのである。
地図で見ると、ハンブルクから北西へ真っすぐ、最短距離でコペンハーゲンへ
と進むのが今回のルートだ。



大きな地図で見る


渡り鳥コースの始発駅、ハンブルク中央駅。
天気はバッチリ。
風景のいい路線に乗るんだし、このままだといいな。





時間もあまりないし、ホームに行こう。
いろいろ駅の中を探検したかったのに(:´д`)





ハンブルク中央駅で一番の特徴はこの巨大なドーム。
たくさんの列車が見渡せ、まるで観光スポット。





親子で列車見学。
立派な鉄ちゃんになるんだよ。





それじゃホームに降りよう。
これから乗る列車はドイツが誇る高速列車ICE(Inter City Express)。
実はこの目で見るまで本当にICEが来るか半信半疑だったのです。
時刻表にも『ICE』と出ていたけど、信じられず。
渡り鳥コースに高速列車のICE?
それほど渡り鳥コースの路線はとっても特殊。





ここではホームを前方・後方でaとbに分けて使っている。
7a番線にはオーフス行き、7b番線にはコペンハーゲン行き。
2本の列車が前後に並んで停車する。
・・・はずだったんだけど、連結?
ハンブルク中央駅が始発なのに。
途中駅で分割じゃなくて、ここから別々の線路を走るのに。
車庫からは1本の回送列車として運転して、駅で分割なのだろう。





一番前まで歩いていて、ふと気付いた。
パンタグラフが無いし、排気ガスが出ている・・・。
電車じゃなくてディーゼルカーなのか!

ドイツ版新幹線と呼ばれるICEには色々なタイプの車両がある。
客車の前後に電気機関車を連結したフランスTGVと同じタイプか、各車両に
モーターが付く一般的な電車のタイプ(日本もコレ)がほとんど。
電化されていない地方路線乗入れ用に振り子式ディーゼルカーのICEを開発
したと知っていたけど、まさか渡り鳥コースの列車に使われているとは!





1等車の車内。
どっしりとした雰囲気なのはさすがドイツ。
壁で仕切られているスペースは簡易個室。





8:28、定刻でハンブルク中央駅を発車。





さっそく車掌さんが検札に。
その時もらったのが右のチケット。
国際利用の乗客には軽食が無料サービス!
左は各座席に置いてある冊子。
内容はこの列車と接続列車の時刻表や編成案内。
以前はEC(ユーロシティ)に乗ったら必ず各座席に冊子が置いてあったのに。
今回の旅行ではこの列車だけ。
寂しくなったもんだ。





15分も走ればすっかり田舎の風情。
線路は複線だけど、ただいま電化工事中。
国際列車が走るルートだし、電化されているものだとばっかり思っていた。
まさか非電化のローカル線だったとは。





Lubeck Hauptbahnhof駅に停車。
ここリューベックから先の線路は単線。
いよいよ地方ローカル線の雰囲気に。
初めてのICE乗車がローカル線になるとはなぁ。
300km/hでびゅんびゅん走るイメージだったのに。





軽食を受け取りにBoad Bistro(ボード・ビストロ)へ行こう。
写真は途中のデッキにあるガラス張りの車掌室。





ここがボード・ビストロ。
小さなカウンターだけど、こういう設備が列車にあるのはありがたい。
ちょっと息抜きに車内を歩いて行くのはいい気分転換になるし。





軽食は自分の座席で食べることもできる。
メニューはコーヒーにクロワッサン、バターとジャム。
コーヒーがちゃんとマグカップで出てきたのは驚き。
しかもDB(ドイツ鉄道)のロゴマーク入り。
ほ、欲しい・・・。





Oldenburg駅に停車。
本当にローカル線の駅。
ホームに屋根すら無い。
のどかでいいんだけどね。
乗っているICE車両とのギャップを楽しんでマス。





ん〜、のどかだ。
天気もいいし (^-^)
カゼが強いのが気になるけど。





海が見えてきた。
ここからいくつもの島を渡る「渡り鳥コース」のハイライトが始まる。





ユーラシア大陸とはここでお別れ。
鉄橋を渡り、フェーマルン島へ。





Puttgarden(プットガルテン)駅に入っていく。
広い構内には錆びたレールが何本も。
かつてたくさんの貨物列車が運転されていた名残り。





プットガルテン駅に到着。
隣はドイツ国内のローカル列車。
この駅では少し停車時間がある。
ホームに出て気分転換 ( ´∀`)





ここはドイツ最後の駅。
この先はフェーマルン海峡を挟んでデンマーク。





プットガルテン駅を発車。
運転席越しに前方を見る。
実は運転席の後ろはガラス張りで、展望バッチリ。
ここは6名分の座席がある部屋になっている。
インド人家族がこの座席に座っていたけど、ちょっとお邪魔させてもらった。
で、線路の先はトラックが並ぶ道路。
ICEはどこに行く?





ICEは船の中へ。
トラックの横をゆっくりゆっくり進んでいく。

??(゚Д゚≡゚Д゚)??

目の前で起こっていることが信じられん。
新幹線の車両が船の中を走っているんだよ?
例えば上越新幹線が新潟に着いたら、そのままフェリーに吸い込まれて
佐渡島に行っちゃうようなもの。





ICEは車両甲板の一番奥、壁ギリギリのところで停車。





デッキの窓ガラスから隣を見ればトラック。
むぅ、やっぱり信じられん。
夢を見ているような・・・。





次はフェリーでデンマーク上陸だ!


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