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ソウル(現在の気象状況)
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ソウルの路面電車を見よう
■その2 日本統治時代の電車を見学 【韓国】
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続いては実際にソウルで走っていた2両の路面電車を見に行こう。
まずは景福宮の前から延びる世宗路を南へ。
光化門十字路を右に行くと、路面電車を保存しているソウル歴史博物館が見えてきた。
ソウルを走っていた路面電車と対面!
この電車は1930年頃(昭和15年頃)に日本車輌で製造された300形。
約100両が製造されたうちの1両だ。
この深緑とクリーム色の塗装は戦後のものらしい。
国立民俗博物館にあったレプリカと違い、この台車はホンモノ。
路面電車が置かれているのは博物館前の歩道の一角。
撮影する角度を工夫すれば、道路を走っているような写真を撮れるかも。
今回は残念ながら車内の見学はできず。
日中は約1時間おきに見学時間が設けられているのだけど、ちょうど終わったあと。
仕方ないので窓から車内を覗いてみた。
続いては国立ソウル科学館へ。
最寄り駅は地下鉄4号線大学路駅。
ここにもう1両の路面電車が保存されている。
国立ソウル科学館の駐車場に保存されている300形。
ソウル歴史博物館にある路面電車と同じ形式だ。
他の形式の電車もあったのに、なぜ同じ形式だけを保存したのか・・・。
ソウル歴史博物館のは方向幕があったけど、ここのは方向板を使用。
ちなみにこの塗装は、新製直後のものらしい。
正面下部の車号とヘッドライト。
ヘッドライトの横の社章は京城電気のもの。
中央の扉が開いており、車内の見学は自由。
・・・だと思ったら、柵がしてあって車内には2歩しか入れない。
車内はキレイにしすぎでちょっと雰囲気が・・・。
吊り革がなくなり、座席も板張りになってしまっている。
横から覗いてみた運転台。
マスコンとブレーキの残骸があるのみ。
路面電車の横には蒸気機関車も保存されている。
1899年(明治32年)アメリカ製の蒸気機関車で、水仁線で使用されていた。
韓国ではソウルの他に釜山でも路面電車が走っていた。
釜山もソウルと同じ1968年(昭和43年)に全線廃止されたが、ここで保存された電車は1両だけらしい。
その1両は東亜大学校の敷地内にあって非公開だったのが、新しいキャンパスのオープンに合わせて公開される予定。
公開の折にはぜひ訪れてみたい。
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