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３日目の朝はメキシコシティ南部のソチミルコに向かう。 ソチミルコは水路が張り巡らされ、アステカ時代の面影が残るという地区。 まずは地下鉄２号線に乗車。  地下鉄２号線の終点Ｔａｓｑｕｅｎａ駅でＴｒｅｎ Ｌｉｇｅｒｏという近郊電車に乗換え。 地下鉄とは別運賃で、切符を買いなおす。 運賃は２ペソ。 ただいま側線で電車の清掃中です。 少々お待ちくださいませ。  清掃が終わってホームに入ってきたソチミルコＸｏｃｈｉｍｉｌｃｏ行き電車。  私の持つ『地●の歩き方 メキシコ』には「路面電車 Ｔｒｅｎ Ｌｉｇｅｒｏ」と書いてある。 へー、メキシコにも路面電車があるんだ、コレは楽しみ。 なーんて期待していたら、実際は路面電車なんかじゃなかった。 幹線道路の中央分離帯の中を走る区間もあるけど、道路とは壁で分離されているし。 普通の電車でした。 ただし、踏切の前では電車が一旦停止。 そのあと係員が笛を吹きながら自動車を止めて、それから踏切通過。  終点に近付くと車内はガラガラに。 そして、終点ソチミルコ駅に着く前に問題発生。 ある駅に停まったとき、係員のおじさんが乗ってきて大きな声で何かしゃべっている。 少なくなっていた乗客たちが全員降りていく。 まだソチミルコじゃないのに、なぜ？ 「ソチミルコ？」 「ノー。ソチミルコ、タクシー」 ホームに降りて進行方向を見ると、線路が途切れている。 なんか建設現場になってますけど・・・。 別のおじさんにタクシーへ案内され、他の乗客と相乗りでソチミルコへ。 タクシー代はもちろん別にかかります。 ２０ペソ。  タクシーは船着場まで乗せてくれた。 ソチミルコでするのは、手漕ぎ遊覧船での水路巡り。 船着場のおじさんに料金を尋ねると、「４５分２００ペソ」 ちょっと高いなぁ。 他の船着場にも行ってみよう。 次に来た船着場がここ。 料金表が貼ってある（数字以外読めないけど）。 一番安い料金を指差すと、ＯＫという。 １１０ペソ。 １時間半くらい乗せてくれた。  まだ水路に出ている遊覧船があまりいないようだ。 この辺りは繋がれた遊覧船でぎっしり。  小さな橋をくぐる。  橋をくぐると、景色が一変。 本当にのどかな風景。 朝のやわらかな光が水路を照らしている。 この景色の中を遊覧船はゆっくりゆっくり進む。 どのくらいゆっくりかと言うと、アヒルにブッちぎられるくらいゆっくり。 船頭のお兄さん、３掻きくらい漕いであとは惰性で船を進ませている。 急いでいるわけじゃないからいいけどね。  水路を進んでいくと、だんだん船が出てきた。 アステカ時代もこんな光景だったのだろうか。  遊覧船に混じって地元の人が乗る渡し舟が横切っていく。  とうもろこし売りのおじさん。 観光客相手に売るのだろう。 私は相手にされなかったけど。  観光客相手にマリアッチを聴かせてくれる楽団の乗った船。 隣でちゃっかり音楽鑑賞させていただきました。  ソチミルコではパトカーもボート。  のんびりとした遊覧船を満喫し、降りたところでハタと困った。 どうやって帰ろう・・・。 路線バスはわからないし、空車のタクシーは危険と言われるフォルクスワーゲンばかり。 小心者の私にそんなのに乗る勇気はないし。 そこで入ったのがインターネット屋さん。 グーグルの地図でさっき降りた駅を探し、歩いて行こうという目論見。 ちなみに『地●の歩き方 メキシコ』にソチミルコの地図はない。  １０分か１５分くらい歩いただろうか、工事現場が見えてきた。 あれがたぶんソチミルコ駅だ。  中をのぞくと、この通りスッカラカン。 建設途中のようだ。 この状態だと、すぐに電車が運転されそうにもないね。  さらに１０分ほど歩くと、さっき電車から降ろされた駅が見えてきた。 ここはＦｃｏ．Ｇｏｉｔｉａ駅。 路線図で見ると終点の１つ手前だった。 よかった、これで戻ってこれた。  再びＴｒｅｎ Ｌｉｇｅｒｏに乗車。 次は国立人類学博物館へ。 |
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