2009.6
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ジャカルタ（現在の気象状況） 
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☆９年ぶりに復活したタンジュンプリオク線。 港町タンジュンプリオクに通じていた路線がタンジュンプリオク線。 ２０００年（平成１２年）で旅客列車の運転は終了してしまっていた。 しかし、旅客列車は無くなった後も日本から輸出される中古電車は近くの港で 陸揚げされ、この路線を通って車庫へと運ばれていた。 その後、一部区間のケマヨラン～アンチョール間に週末のみ行楽列車が復活。 そして２００９年（平成２１年）４月、終点タンジュンプリオクまで列車が復活した。 復活した列車に乗りに、朝のジャティネガラ駅に向かった。  ジャティネガラ駅の駅舎から一番離れたホームに電車が到着した。 このタンジュンプリオク行き各駅停車はインドネシア製電車。 冷房付きステンレス車の４両編成だ。 実はジャカルタの冷房付き近郊電車はほとんど日本の中古電車。 国産車はこの形式の４両編成２本、８両だけ。  ジャティネガラ駅からは右へカーブして東線を北へと目指す。 右側にはディーゼル機関車の車庫。  駅なのかどうか、よくわからないような小さな駅にも停車。  さらに北へ進むと、線路の横が市場になっていた。 というより、線路が市場の通路？  ディーゼル機関車に牽引された客車列車とすれ違う。  パサールスネン駅に停車。 ジャカルタにいくつかある長距離列車の始発駅のうちの１つだ。 ホームもピカピカ。 ここでほとんどの乗客が降りてしまう。  すっかりガラガラになってしまった車内。 ドアの上にはＬＥＤの案内表示機があるけど、案内はナシ。 インドネシア語で一言。 次に英語で「See you next time」と流れるだけ。  ラジャワリ駅で東線と別れ、タンジュンプリオク線へと入っていく。 この先は元々複線だったけど、現在は単線運転。  タンジュンプリオク線に入ると、すぐ横はスラム街。 線路に沿ってバラックが建ち並ぶ。  アンチョール駅に停車。 近くに遊園地があり、ここまでは週末に行楽電車が運転されていた。 だけど行楽地の雰囲気は全然しない。  アンチョール駅から先は今回復活した区間。 複々線の線路があるけど、走れるのは１本だけ。 まだ復旧工事が終わっていないのだ。  線路の間はゴミの山・・・。  明らかに線路だった所に家が建っている。 ここには貨物のヤードでもあったのだろう。 
反対側の線路に工事車両が停まっていた。 復旧工事は順調なのだろうか。  復旧工事のための新しい枕木がたくさん置かれていた。 しかし現在はヤギさんたちの憩いの場所。  この辺りは片付け始めた家？  線路の復旧工事真っ只中のタンジュンプリオク駅。 大きなドーム屋根が付いた立派な駅だ。  ホームはピッカピカ。 しかし人影が・・・。 右側は使われなくなった電気機関車。 現在、インドネシアで現役の電気機関車は１両もない。  人影まばらな改札口。 ここに写っている人のほとんどは職員さんたちだ。  大きくて立派なタンジュンプリオク駅。 しかしここに来る列車は中長距離列車が２往復、近郊電車が２往復だけ。 たった４往復だけなのに、近郊電車は休日運休。 線路の復旧工事が完了すれば、もっと列車も増えるだろう。 またこの駅に賑わいが戻りますように。 日本の中古電車はコチラで。 ＨＯＭＥ TAKSAKA号に戻る アジアの鉄道 インドネシア |
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