2009.5  





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台湾の小さな鉄道に乗ろう

■その2 台北から列車とバスで渓湖へ  【台湾】


☆観光列車として復活した台湾糖業鉄道に乗車。

かつて台湾南西部を中心に路線を拡げていた台湾糖業鉄道。
その名の通り、サトウキビやその製品を運ぶための産業鉄道である。
旅客輸送を行う路線もあり、「糖鉄」と呼ばれていた。
軌間は762mmで、一部路線は台湾鉄路直通貨物のために三線軌条もあった。
基本は標準軌(1435mm)の約半分であることから五分車 との名前も。
そして業績不振のためほとんどの路線が廃止されてしまった。
だが現在は数箇所で観光鉄道として復活運転がされている。


この日は五分車をハシゴするため台北駅から台湾新幹線に乗車。
まずは台中駅に向かった。





台湾新幹線台中駅と接続する西部幹線新烏日駅。
在来線は台湾鉄路管理局(台鉄)が運営している。
新幹線の駅は立派なのに在来線はいまだに仮駅舎。
土台と外壁は完成しているのに、中味は仮設のままだった。





新烏日駅からは集集線直通の車呈行き区間快車に乗車。
この車両は日本製のディーゼルカーだ。





先頭の左側は運転席。
右側は客席。
大人も子供もかぶりつき!





もちろん私も先頭からの眺めを堪能させてもらおう(^−^)
するとあることに気が付いた。
やけに線路の脇で三脚を立てている人が多いことに。
何か特別な列車でも走るのか?

区間快車が彰化駅に入線しようとしたとき、正面に黒い物体が。
煙が出ているぞ。
SLじゃないか!





わずかな停車時間だけど、急いでSLの先頭へ。
停車していたのはCK12型蒸気機関車が牽引する特別列車。
日本のC12型蒸気機関車の台湾版。
戦前に日本で製造され、台湾に投入したSLだ。





彰化駅で出会った日本製蒸気機関車とは一瞬でお別れ。
区間快車はさらに南下していく。
そして員林駅で下車。





員林駅は高架工事が始まったところ。
この味のある駅舎ももうすぐ過去のものになるかも。





渓湖へ行くバス乗り場は駅から少し離れている。
駅前の道を北に向かって歩いていると日本でもおなじみの店が。

   「パチソコ」





駅から歩いて5分ほどで和平路にある員林客運の員林站に到着。





まずは自動券売機で切符を購入。
紙幣は使えないので小銭の用意を。
なぜか自動券売機の横の扉が開きっぱなし。
中には仏壇。
これは商売繁盛?
それとも交通安全?





鹿港行きのバスに乗車。
乗り場に「鹿港」「渓湖」と漢字で書いてあるので安心。
ちなみにバスは1時間に2本。





員林から渓湖までは約30分。





バスを降りたら彰水路を南へ。





ガソリンスタンドの隣の建物に大きなSLの絵が。
実はこの建物、製糖鉄道の機関庫だ。
この先が製糖工場の入口。





ここが製糖工場「渓湖糖廠」の入口。
1919年(大正8年)に操業を開始し、2002年(平成14年)操業停止。
受付があるけど、この日はフリーパス。





入口からまっすぐ行くと踏切があり、その先が工場の建物。
中は無料で見学できるので、ちょっと寄ってみよう。





でっかい歯車が並ぶ。
これでさとうきびを搾ったそうだ。
その上のクレーンには「安全第一」。
日本も台湾も同じなんだなぁ。





ここはさとうきびから搾った汁を煮詰めるところ。
1つ1つが大きいし、数も多い。
他にも工場の中を見て回れます。





次は工場の敷地内を見学。
この大きなコンベアーみたいのは、さとうきびの刈り取り機。





刈り取り機の車庫の裏は製糖鉄道の機関庫。
さっきのガソリンスタンドの隣だ。
中には使われなくなったディーゼル機関車が何台も置かれていた。
手前のは現役かも。





機関庫から延びる線路にも使われなくなった機関車や貨車が。





ボロボロになったディーゼルカーもあった。
製糖鉄道の路線の一部で旅客営業をしていた頃の車両だ。
バスで来た員林〜渓湖にも路線(員林線)があり、旅客営業をしていた。





もう1つの機関庫へ。
ここには古い蒸気機関車が3両。
その後ろにはボイラーを挟んでディーゼル機関車が1両。
以前は観光列車を牽引していた牛柄の機関車だ。
そして横にはいらなくなった軸箱の山があったり。





次はいよいよ現役の蒸気機関車に対面。
そして乗車だ!


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