大きな地図で見る
ウボンラチャタニ(現在の気象状況)
|
|
|
ウボンラチャタニに行こう
■その2 夜行急行列車の旅 【タイ】
|
20:30、夜行急行列車はフアランポーン駅を定刻に発車した。
バンコク都内をゆっくりと北上していく。
ベッドに腰を下ろし、ぬるい風を浴びながら見る車窓は格別。
車内販売のおじちゃんにビールを押し付けられる。
最初は2本置いていかれたけど1本返す。
しかもお値段はかなり高い!
このビールの名はビア・チャーン。
チャーンとはタイ語でゾウのこと。
ラベルの絵の通りです。
ちなみに私は下戸。
このビールを1時間かけてチビリチビリやりました。
しかもタイ・スタイルに則り、ストローを使って。
「ビールの飲み方が違う!」と叱られそうだけど。
ただいま列車はバンスー駅に停車中。
動く気配がない・・・。
まだ2駅目なのに。
ランシット駅に停車中。
(空港のあるドンムアン駅の次の停車駅)
すでに30分近く遅れている。
ファランポーン駅を出てからまだ2時間経ってないのに。
ウボンラチャタニ駅に着くころにはどうなるんだろ?
ここでやっとビア・チャーンが飲み終わった・・・。
それでは、おやすみなさーい。
zzz・・・。
おはようございます。
目が覚めると、駅に停車中だった。
ここはどこだろう?
遅れはどうなった?
列車はイサーンを走る。
車内販売のおじさんからコーヒーを買う。
ただいま準備中。
袋を切って、中味を紙コップに入れ、ポットのお湯を注いで出来上がり!
インスタントコーヒーですが(笑)
とっても甘いですが(笑)
おはよー。
小さな町の駅に停車中。
車内放送もないし、正直なところどの駅だかまったく把握しておりません。
終点まで乗るから、余計に気にしていないんだけど。
寝台の解体が始まった。
シーツをはがし、マットを上段に載せ、座席に組み直していく。
その間、乗客は通路に立って作業を見守る。
って、解体作業の写真に見えない・・・。
朝ごはんの時間ですよー。
手に持っているのはガイヤーンとモチ米。
鶏の足を竹に挟んで焼いてあります。
タイの列車に乗ると、おばちゃんがよく売りに来る。
おいしいねー。
列車が一旦停車したあと、ゆっくりと走り出した。
車掌さんが声を掛けてくれた。
「ファイナルストップ」
終点ウボンラチャタニ駅だ。
ウボンラチャタニ駅のホームに入ってきた。
たくさんの人が列車を待っていた。
出迎えの人もいるだろうけど、ほとんどがタクシーや宿の客引き。
終点ウボンラチャタニ駅に到着。
そしてここで驚愕の事実が。
『定刻より2分遅れ』
バンコクを出てすぐに30分近く遅れたのに、ほとんど定刻で到着するなんて。
タイ国鉄、やるじゃないか。
ウボンラチャタニ駅の駅舎。
のんびりしているようだけど、実際はバトル中。
「タクシー?」
「乗るよ。(カメラを見せ)ちょっと待って」
「カモン!カモン!」
「じゃすともーめんと。ふぉと!ふぉと!」
とにかくすぐに乗せたいのか、急がせる。
建物の写真くらい撮らせてくれよぉっ!
慌しく夜行列車の旅は終了です。
ウボンラチャタニでは「お寺巡り」です。
|
|
|